マミフィケーションで男が窒息死!全身をラップで包む拘束プレイが悲惨な死亡事故に

マミフィケーションで男が窒息死!全身をラップで包む拘束プレイが悲惨な死亡事故に 事件
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2023年4月、アメリカ・カリフォルニア州の住宅で、一人の男性が特殊な性的セッションの最中に意識を失い、その後死亡した。現場にいたのは、成人向けコンテンツを制作し、OnlyFansなどでも活動していたミカエラ・ライラーズダムだった。男性の身体はラップで何重にも包まれ、手を拘束され、頭にはビニール袋やテープが重ねられていた。二人の間では多額の金銭が動き、現場では動画撮影も続けられていた。

死亡したマイケル・デイルは、自らかなり特殊で危険な行為を希望していた。一方、警察が調べたメッセージには、死亡につながったすべての行為を事前に求めていた証拠が残っていたわけではない。しかも、同じ家にいた人物は、途中でデイルが「やめてほしい」と訴えていたと証言している。本人の希望から始まった有料のフェティッシュ・セッションは、どこで取り返しのつかないものへ変わったのか。携帯電話に残された映像とメッセージは、その数時間を異様なほど細かく記録していた。

妻であり3児の母――もう一つの顔は「Asshley SinCal」

ミカエラ・ブラシェイ・ライラーズダムは、事件当時29歳だった。カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡で夫ブランドン・ライラーズダムと暮らし、夫婦には3人の息子がいた。家庭では妻であり母親として生活する一方、仕事では「Asshley SinCal」という活動名を使い、成人向けエンターテインメントの世界で活動していた。「Asshley」は通常のAshleyよりもhが一つ多い独特のつづりで、Instagram、OnlyFans、TikTok、Xなどでもこの名前を使用していた。

彼女の活動は、OnlyFansへの写真や動画の投稿だけではなかった。夫とともに「SinCal Entertainment」という成人向けエンターテインメント会社を運営し、男性・女性のストリッパーやトップレスのバーテンダーなどをパーティーへ派遣するサービスを展開していた。本人が会社のウェブサイトに掲載していた説明によれば、以前は別の成人向けエンターテインメント会社で働いていたが、そのやり方に不満を持ち、自分で事業を始めることを考えるようになったという。息子の部屋にこもって事業の構想を練ったことが、SinCal Entertainmentを立ち上げるきっかけになったとも紹介していた。

成人向けサービスのプロフィールでは、自分には約10年の経験があると宣伝し、複数の事業を手掛ける経営者であり、3人の息子の母親でもあると自己紹介していた。対面サービスだけでなく、ビデオ通話やオンライン上でのやり取りも商品として提供しており、内容によって数百ドルから1500ドル程度までの料金が示されていた。事件当時のInstagramには1万1000人を超えるフォロワーがいたと報じられており、少なくとも小規模な個人活動にとどまらず、一定の顧客や閲覧者を抱えていたことが分かる。

夫ブランドンも妻の仕事に関わっていた。捜査資料によれば、彼はOnlyFansを含むミカエラの活動を手伝っており、事件当日のセッション中にも二人はメッセージを交わしていた。ミカエラは現場で撮った写真や映像を夫へ送り、ブランドンはそれを見ながら返信していた。さらに捜査側は、ブランドンが妻に対し、デイルとのフェティッシュな行為を続けることで追加料金を得るよう促す内容のメッセージも送っていたとしている。その場では少なくとも追加で1000ドルが支払われたとみられている。

ただし、ライラーズダムが成人向けエンターテインメントの仕事を長く経験していたことと、危険を伴う拘束プレイについて専門的な経験があったことは別である。彼女は警察の事情聴取で、今回のようなフェティッシュ・セッションを実際に行ったのは初めてだったと説明した。相手の身体を強く拘束し、呼吸にも影響し得る行為では、わずかな判断の遅れが重大な結果につながる。デイルとのセッションでは、その経験不足が致命的な形で表れることになる。

1万1000ドルを払ったデイルが求めた「マミフィケーション」

死亡したマイケル・デイルは50代半ばで、カリフォルニア州エスコンディードにある一軒家の一室を借り、ほかの住人と同じ家で暮らしていた。事件で詳しく明らかになったのは、彼の人生そのものよりも、ライラーズダムと知り合ってから交わしたメッセージと、そこで語られていた性的な嗜好だった。

二人が知り合ったのは2023年3月ごろである。きっかけとなったのはOnlyFansではなく、エスコートやストリッパーなどの成人向けサービス広告を掲載していたEros.comだった。その後、デイルはライラーズダムとメッセージや電話で頻繁に連絡を取るようになった。会話そのものにも料金が設定されており、実際に会うための費用なども含めると、数週間でデイルがライラーズダムへ支払った金額は1万1000ドルを超えていたという。

デイルが強く希望していた行為の一つが、「マミフィケーション」と呼ばれる拘束だった。マミフィケーションは、身体をラップや布などで何重にも包み、ミイラのようにほとんど動けない状態にするフェティッシュの一種である。デイルはライラーズダムとのメッセージの中で、自分をラップで包んでほしいと繰り返し伝えていた。単に手首を縛る程度ではなく、身体全体の自由を大きく奪われる状態そのものを望んでいたとみられる。

さらにデイルは、女性用のブーツを履き、それを強力な接着剤で足に固定してほしいとも希望していた。警察が確認したメッセージには、接着剤を使って目を閉じた状態にすることや、口に成人向けの器具を入れて固定するような内容も含まれていた。こうした要求を見るかぎり、デイル自身が強い拘束や身体の自由を奪われる状況に性的な関心を持っていたことは明らかだった。

一方で、本人が希望していた行為と、実際のセッションで行われたすべての行為が同じだったわけではない。予備審問で証言した刑事によれば、警察が確認した二人のメッセージの中には、デイルが自分の頭にビニール袋をかぶせ、それをテープなどで密閉するよう頼んだ記録は見つからなかった。デイル自身がかなり危険なフェティッシュを求めていたことは確かだが、後に直接の死因となった呼吸を妨げる状態まで事前に希望していたとは確認されていない。

午後6時、危険なフェティッシュ・セッションが始まった

2023年4月17日午後6時ごろ、ライラーズダムはエスコンディードにあるデイルの家を訪れた。後の事情聴取で彼女は、到着した時点からデイルが酒に酔っているように見えたと説明している。それでも予定されていたセッションはそのまま始められ、二人は事前のメッセージで話していたマミフィケーションや拘束を実際に行っていった。

デイルの身体には透明なラップが何重にも巻かれ、腰から足にかけて強く包まれた。手首も拘束され、腕は頭より上の位置に置かれたため、自分の意思で自由に身体を動かすことは難しかった。希望していた女性用ブーツも履かされ、強力な接着剤によって足に固定された。後から救急隊などが処置を行った際にも、ブーツは簡単には外せないほどしっかり接着されていたという。

携帯電話に残っていた動画を見ると、時間がたつにつれてデイルを拘束するものが増えていった。最初は身体を包むラップが中心だったが、やがて口にもテープが貼られた。ライラーズダムは警察に対し、デイルが「うるさくなってきた」ため口をテープでふさいだという趣旨の説明をしている。その後、拘束はさらに頭部へ広がっていった。

頭にはビニール袋がかぶせられ、その上や周囲にラップやダクトテープが重ねられた。予備審問で映像を確認した刑事は、デイルの頭部が黒いダクトテープ、ビニール袋、ラップ、さらにピンク色のダクトテープなど、複数の層で覆われていたと証言している。首の周囲にもラップがきつく巻かれているように見えたという。ビニール袋にはボールペンの先ほどの小さな穴が6~8個ほど開けられていたとされるが、デイルが十分に呼吸できる状態ではなかった。

しかも、この状態は一瞬では終わらなかった。捜査当局が携帯電話の映像や撮影時刻を分析したところ、ビニール袋などがデイルの頭を覆い、呼吸を大きく妨げていた時間は少なくとも8分間に及んでいた。映像では、デイルが苦しそうに呼吸しているように見える場面があり、その途中でライラーズダムが「首をもっときつくした方がいいかもしれない」という趣旨の発言をしていたと刑事は証言している。

時間がたつにつれて、デイルの反応は弱くなっていった。途中にはいびきのような音を出す場面もあり、ライラーズダムは当初、彼が眠っていると思った可能性がある。しかし後半の映像になると、デイルはほとんど身体を動かさなくなっていた。ラップで身体を拘束され、自分では外すことができないうえ、頭部まで袋やテープで覆われていたため、危険を感じても自力で逃れることはほぼ不可能だった。

「もっと金を払うからやめて」――途中で変わった二人の状況

事件当時、家の中には二人だけがいたわけではなかった。同じ住宅に住んでいたアンドリュー・スミスは、後に法廷で、デイルの部屋から二人の声を聞いたと証言している。スミスによれば、デイルはライラーズダムに対し、「もうやめられないか。もっと金を払うからやめてほしい」という趣旨の言葉を発していた。

この証言は、事件の性質を考えるうえで大きな意味を持つ。デイルは事前にはマミフィケーションやブーツの接着など、かなり特殊で危険な行為を自ら希望していた。しかし、実際にセッションが進んでからは停止を求めていたということになる。事前にある行為へ同意していたことと、途中でその同意を撤回できないことは同じではない。

それでも撮影は続けられた。ライラーズダムはデイルのそばで携帯電話を使い、OnlyFansなどで利用するためとみられる成人向け動画を撮影していた。死亡直前の数分間に撮影された映像には、すでにほとんど動かなくなったデイルの近くで、ライラーズダムがバイブレーターを使用しながら自分自身を撮影している場面も残されていた。

同じころ、彼女は夫ブランドンともメッセージを交わしていた。現場の写真や映像を送ると、ブランドンはそれを見た感想を妻へ返信していた。さらに夫婦のやり取りには、デイルとのセッションを続けて追加の金を受け取ることに関する内容も含まれていた。こうしたメッセージの交換は、911への通報が行われる数分前まで続いていた。

やがてデイルの状態は明らかに異常になった。顔色が青くなり、反応もなくなったため、ライラーズダムは救助を求めた。午後10時10分ごろ911へ通報し、指示を受けながら心肺蘇生を始めた。最初に到着した警察官が部屋へ入ると、デイルは床に横たわり、意識がなく、自分では呼吸していなかった。腕は頭の上で拘束され、腰から下にはラップが巻かれた状態だった。

ライラーズダムはその場から逃走せず、救急隊や警察が到着した後も現場に残った。一方、最初の事情聴取では、自分はデイルの頭に何かをかぶせた覚えはないという趣旨の説明をしている。ところが警察が彼女の携帯電話を調べると、頭部をビニール袋やラップ、テープで覆われたデイルを撮影した複数の動画が残されていた。

少なくとも8分間――デイルの身体から酸素が奪われた

救急隊によって病院へ搬送されたデイルは、長時間にわたる酸素不足によって脳に重大な損傷を受けていた。翌日には脳死と判断され、その後、生命維持装置が外されて死亡した。検視では、頭部を覆っていたビニール袋などによって十分な酸素を取り込めなくなったことが死亡につながったと判断され、死因は窒息とされた。

デイルは当時かなり酒を飲んでおり、高血圧や糖尿病などの持病もあった。検視官は法廷で、こうした身体状態が酸素不足の影響を早めた可能性はあると認めている。しかし、最終的な死因が窒息であるという判断そのものは変わらなかった。

この事件では、デイル自身が危険な行為を希望していた事実と、ライラーズダムが実際にどこまで行ったのかを分けて考える必要がある。デイルはマミフィケーションを求め、ブーツを接着することや、目を接着剤で閉じるような危険な内容まで話していた。しかし、頭をビニール袋とテープで覆い、長時間にわたって十分に呼吸できない状態にすることまで明確に頼んでいた記録は確認されていない。さらに、途中で停止を求めたという証言まで残っている。

一方で、ライラーズダムが最初からデイルを殺そうとしていたことを示す事件でもなかった。彼女は異変に気づいた後に911へ通報し、心肺蘇生を行い、警察にも協力している。事件を特徴づけているのは、計画的な殺害よりも、極めて危険な行為を続ける中で相手の状態を正しく判断できず、撮影や金銭のやり取りが続くうちに致命的な段階まで進んでしまった点にある。

「OnlyFansモデル殺人事件」と報じられた事件の結末

警察は事件当日にライラーズダムを逮捕せず、携帯電話の動画、デイルとのメッセージ、夫婦間のメッセージ、ルームメイトの証言、検視結果などを調べた。その後、事件から約2年たった2025年2月にライラーズダムは逮捕され、殺人罪で起訴された。

裁判は殺人罪について陪審が最終的な判断を下す前に終わった。2026年5月、ライラーズダムは検察との合意によって、殺人罪より軽い過失致死にあたる罪を認め、翌6月に4年の拘禁刑を言い渡された。量刑の場ではデイルの家族へ謝罪し、自分の行為に責任を取るという趣旨の言葉を述べている。

この事件はしばしば「OnlyFansモデルによる死亡事件」と紹介される。しかし、二人が知り合ったのはOnlyFansではなく、成人向けサービスの広告サイトだった。OnlyFansは、ライラーズダムが成人向けコンテンツを公開していた場所の一つであり、事件そのものの舞台はエスコンディードの普通の住宅だった。

一方には、金を払って危険なマミフィケーションを希望していたデイルがいた。もう一方には、成人向けの仕事では長い経験をうたっていたものの、この種のフェティッシュ・セッションについては初めてだったライラーズダムがいた。その場には撮影があり、多額の金銭があり、夫とのメッセージのやり取りも続いていた。そしてデイルの身体を覆うラップやテープが増えていく中で、呼吸の異常や反応の低下に十分な注意が向けられなかった。

本人が望んだ拘束から始まった数時間のセッションは、本人が自力では逃れられない状態のまま進み、最後には酸素を奪った。携帯電話に残された映像が示したのは、突然一瞬で起きた事故ではなく、危険が少しずつ積み重なり、その途中でも撮影が続けられていた過程だった。

出典

Clara Harter — OnlyFans model suffocated SoCal man while filming Saran Wrap fetish session, police say
Los Angeles Times, 2025
https://www.latimes.com/california/story/2025-03-21/onlyfans-model-murder-charge-fetish-session

Clara Harter — OnlyFans creator pleads guilty to fatally suffocating SoCal man while filming fetish content
Los Angeles Times, 2026
https://www.latimes.com/california/story/2026-05-11/onlyfans-creator-pleads-guilty-to-suffocating-socal-man-to-death

Salvador Hernandez — OnlyFans creator gets prison after fetish session turns deadly for customer
Los Angeles Times, 2026
https://www.latimes.com/california/story/2026-06-10/onlyfans-creator-prison-sentence-deadly-session-recording

Court TV Staff — Detectives: Boots glued to victim’s feet in fatal fetish encounter
Court TV, 2025
https://www.courttv.com/news/detectives-boots-glued-to-victims-feet-in-fatal-fetish-encounter/

Lauren Silver — OnlyFans model sentenced after guilty plea for fetish encounter killing
Court TV, 2026
https://www.courttv.com/news/onlyfans-model-sentenced-after-guilty-plea-for-fetish-encounter-killing/

Superior Court of California, County of San Diego — People v. Michaela Brashaye Rylaarsdam, Complaint-Felony, CN463804
Superior Court of California, County of San Diego, 2025
https://www.courthousenews.com/wp-content/uploads/2026/06/rylaarsdam-complaint.pdf

Will Reid — OnlyFans Model Charged With Murder, Allegedly Killed Paying Client While Filming BDSM Content
E! News, 2025
https://www.eonline.com/news/1415116/onlyfans-model-michaela-rylaarsdam-charged-with-murder

TMZ Staff — OnlyFans Model Charged With Murder Maintained Motherly Image Online
TMZ, 2025
https://www.tmz.com/2025/03/21/onlyfans-model-michaela-rylaarsdam-charged-bdsm-suffocation-murder/

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